本田技研発祥の地

浜松城公園の北側、東西に走る六間道路沿いの歩道に「本田技研発祥の地」の木碑があります。ここは本田宗一郎が、昭和21（1946）年に本田技術研究所を開設した場所。研究員が六間道路を試走しながら、独自のA型エンジンを開発したというエピソードも残り、跡地には現在マンションが建っています。

光明小学校

天竜区にある本田宗一郎の出身小学校には、「郷土・本田資料室」が開設され、事前予約すると一般の方も見学できます。入り口には、本人から子どもたちに向けた「試す人になろう」というメッセージ入りの手紙を掲示。室内にも「CB750FOUR-Ⅱ」などの希少なバイクや、幼少期からの写真などが展示されています。
※見学可能日　学校の授業がある日のみ

大歳神社

地元で「お天王さま」と親しまれる、平安時代から続く由緒ある神社。バイクの街ならではの試みとして、広大な二輪駐車場やバイクハンドル用お守り「道楽御守」、無料コーヒーサービスが用意されています。全国からライダーが集まる聖地として人気が高く、バイクの交通安全祈願をするのもおすすめです。

浜松市楽器博物館

ヤマハ発動機の源流は、明治時代に山葉寅楠が創業した日本楽器製造株式会社です。楽器作りの機械や技術を活かし、戦後バイク生産を始めて分離独立しました。音楽の街・浜松が誇るこの博物館には、世界全域から集めた1500点の楽器が並び、素材や形、音色を通して人々の技術や叡智を伝えてくれます。

カフェブラックバード

かつて本田技術研究所のエンジニアとして、「CBR1100XXスーパーブラックバード」や「NR1991」などを開発した山中勲さんが営むカフェ。上質なスペシャルティコーヒーを使い、フレンチプレスで抽出する一杯は豆が持つ香り、旨みを存分に楽しめます。全国からライダーが集い、開発秘話に花を咲かせる姿も。

そば処 一休

日本一の清流と称される、天竜川の支流・気田川沿いの爽快な道を北上。隠れ家のような山小屋風の一軒家で、ライダーでもある店主自慢の十割そばを味わえます。八ヶ岳産の丸抜きそばを石臼で自家製粉し、湧水だけで打った逸品は風味、のど越しが格別。野菜天付きの“天ぷらざるそば（1100円）”をぜひ。